蘭白旅記:Days 5&6

そして5日目、実質ヨーロッパ最後の日です。
レゴのCMでレゴの顔がゴルゴ13みたいな顔になったのにひとしきり笑いました。

バイキングで食事を取り、一日ぶり!なロンさんとお喋り。
ロ「よ、サムライガール。昨日は楽しかったかい?」
佐「はい、郊外に行きました。ロンさんは?」
ロ「オレは家に帰ったよ、隣の国だからね」
隣国が隣の県みたいな言い方するなーと思って感心していると
ロ「で、君はいくつになったんだい?16歳かな」
佐「ピー歳だよあっはっは」

オランダへ戻る帰りにマックに寄った。

因みに中です、オッサレ!

んで2時間ほど一眠りしつつ着いたのはデルフト。

ロイヤルデルフト工房見学です。



中庭


何枚ものタイルくっ付けて作るそうで。


夜警バージョン


左からユリアナ前女王様、ベアトリックス女王様


素焼き前ミッフィー。

工場見学後、昼食だったんですが思いの外時間が余り、ロンさんの粋な計らいでやってきました。



フェルメールの生家、空飛ぶキツネ亭。
こっち来て気付いたことなんですがカリヨンの鐘が鐘毎に違うんです。
一応音楽ファイルに録って聞き比べてみたんですが面白い。

そして、ハーグで昼食です。

まったりしていると在蘭の日本人ガイドさんがやってきました、真っ赤なコートが素敵。
ではハーグ市内観光です。

お分かりの通り、最終日まで晴れ。
海外にも仏の御心は通じるらしい。

まずはマウリッツハイス美術館

もともとはマウリッツという提督のコレクションとお屋敷が美術館になったものだそうです。
「青いターバンの少女、私の代わりに見てきて!」と母にわけわからん依頼をされ、レンブラントなどと一緒に見ます。
唇のぽってりした艶やかさが少女と女性の境界を彷徨っていていいですよね。

再び市内散策。













公衆電話、「テレフォン」が「テレフーン」。
このフーンの発音が難解でその上やたらエロい


ここら辺どこと言われるとわからないのですが、オランダ国会がある周辺です。
たまに女王様も散策しているそうですよヽ(´ー`)ノ


そして本当に帰路。


再びスキポール空港へ。
ロンさんともここでお別れです、ぎゅぎゅーっと抱擁してさよなら。
ロンさんのお陰で凄く明るい旅行でした。
彼のお陰でだいぶオランダ人のイメージ変わったと思います。
「今生天皇が生卵ぶつけられたくらいの反日」と脅されてやってきたのですが、
ありがたいことに今までを思い返しても彼らはかなりドライな考えで、旅行客は旅行客として扱ってくれました。
(ロンさんの肖像権考慮で彼の画像はなし)

そしてさよなら欧州、さよならオランダ!!

空港のマックで唯一、英語が通じなかったのがちょと悔しい。
今度はもうちょっと理解できるようになりたいなぁ。

帰りも日本航空で。
「自分と付き合った女は別の運命の男が見つかってしまう」
という特異でアンハッピーな主人公のエロコメディ

を見つつ、馬鹿みたいに酒に弱いので梅酒のロックをいただき、爆酔もとい爆睡させていただきました。


まるで夢のような一週間、限りない晴天に今も本当に行って来たのかと怖くなりますがとても幸せな旅行を過ごせました。
豆狸をかまってくれたロンさん、私を娘のように心配してくれた老夫婦さん、プレゼントをくれた添乗員さん、
素敵なケーキを下さったホテルの従業員さん、チップをごめんね!なルームキーパーさん、
混雑を乗り切る美術館の周り方を教えてくれたガイドさん、マグリット美術館でわかりやすいガイドをしてくれたおねーさん、
休憩中にも関わらずフリッツを再度揚げてできたてをくれたスタンドのお兄さん、
ホテルの部屋替えをしてくれたホテルマンさん…などなど感謝してもしきれない人がいっぱいです。

そして今までの旅記を見てくださり、拍手やコメント下さった閲覧者のあなたさまに私の憧れ、夢、興奮や狼狽、緊張…
本当に眩しくて楽しかったこと、もっともっと伝わりますように!

そしてまたいつかどこかに。





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